ウニとSDGs
「SDGs」とは、世界で決められた、持続可能な社会を継続するための行動目標。
理科クラブでは主に「ウニ」をテーマとして、この目標に取り組んでいます。
理科クラブのウニ

理科クラブで人気の実験キット「ウニランプ」。
キットに使用しているのは、高知でとれたシラヒゲウニと呼ばれる本物のウニの殻です。
シラヒゲウニは元々食べられるウニですが、あまり高くは売れないうえ、水深10mの海底に生息していることもあってかほとんど採られていません。その結果、ウニがとても増えてしまいました。
ウニが増えると困るわけ
ウニの主食は海藻です。増えすぎたウニは、海底に生えている海藻をどんどん食べていきます。
→ 海藻が不足して、ウニは栄養不足になり売り物にならないウニが増えます。
→ ますます採られることはなくなり、ウニが増えます。
→ 海藻はどんどんなくなり、磯焼け(海の砂漠化)が進行し、他の貝も生きていけない環境になってしまいます。
持続可能な漁業のため
持続可能な漁業のため、70代の漁師さんが増えすぎたウニの駆除を続けています。
理科クラブでは、
漁師さんが駆除したウニの殻を購入し、
子どもたちに、漁師さんの活動を紹介しています。

きれいな海、地球を守っていくために、私たちにできることはなんでしょうか。ウニランプをはじめとして、マイクロプラスチックのこと、里山の獣害のこと。
子どもたちに伝え、一緒に考える活動を、理科クラブでは大切にしています。
SDGsとは

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年に国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す開発目標のことです。

地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓い、17のゴール・169のターゲットから構成されています。
理科クラブでは主に、目標14の「 [ 海洋資源 ] 持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」に取り組んでいます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。